2013-04-30

Home Security

GWも前半が終わり、明日からは5月。
この時期になると我が家のガレージの軒先にツバメがやってきます。
どうやら営巣するための好物件のひとつらしく、実際に今までに何度か営巣してくれました。しかし、残念なことにその全てがカラスに巣を襲われ、夏まで無事に育った例はありません。

さて実は近年、夏を告げるツバメの数が激減しております。
原因は都市化で里山や農耕地が減り、餌となる生き物が減ったことや、住宅の近代化で営巣に適した軒先が減ったことなどがあります。

そんな、苦しい住宅事情に追い打ちをかけているのが、カラスと人間。
折角、営巣しても我が家のようにカラスに襲われてしまったり、ツバメの糞が汚いということで人間が巣を破壊してしまうのです。
近年の調査では、この2大原因の割合が高くなってきており、巣の破壊原因の半数近くを占めるようになってきたそうです。

ツバメは、一昔、二昔前までは、「ツバメが巣を作る家はお金持ちになる」とか「天災に遭わない」などと言われ、人間に愛され大事にされてきました。
たしかに車の上に糞を落とされるのはへこむけど、雛が大きくなっていく姿を観察するのは楽しいものです。

長い間、日本人とともに共存してきた彼らです。
暖かく見守るような「心の余裕」は持ち合わせていたいものです。

©BAKAORU
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