Keychron K8 Pro 導入記(6)Macライクな地球儀キーを実現して絵文字も出すよ【2025年改定版】
Keychron Launcherを使ってみよう
Keychron K8 Proを導入して、2年半が過ぎました。すっかりメインのキーボードとして定着していますが、当時は最新だったK8Proもブラックやホワイトのモデルが発売されたり、他にもHEシリーズなど魅力的なKeychronが登場して、ちょっと嫉ましい感じもする今日この頃です。
僕がKeychronを使い始めたとき、キーマップの変更は「VIA」のアプリをインストールして変更しておりましたが、この2年半の間に進化を遂げ、2025年現在はKeychronの公式サイトで提供されている『Keychron Launcher』というWebアプリでQMKキーマップを変更できるようになっています。

これまで、このときに設定したキーマップを変更もせずに使ってきたのですが、Mac mini M4にメインマシンを変更したので、ちょうど良い機会だとキーマップの見直しをしました。
Macの地球儀キーは、KeychronのFn Keyにあらず??
今のMacのキーボードには、「Fn」キーと書かれたキーはありません。かわりに「地球儀キー(Global Key)」という修飾キーというのがあります。iPhoneをお使いの方はおなじみだと思いますが、これは「入力ソース」の切り替えキーとして使います。また、F1やF2などのファンクションキーを使用する際の標準的なFnキーの役割も担っています。(システム設定で割り当てを変更できるけど、ここでは割愛)
Keychronのキーボードにも、「Fn」キーはありますが、これは標準的なファンクションキーであり、キーマップレイヤーを切り替え、「F1とかF2」キーを使うときに使用するキーとなります。
実際にKeychron LauncherにKeychron K8 Proを有線で接続して確認すると、「Fnキー」の箇所は「MO(1)」というFnキーを押している間だけ「キーマップレイヤー1」を有効にする機能が割り当てられています。

つまり、Macの『地球儀キー』は、「入力ソース切り替え」などを割り当てられる上に、キーマップレイヤーも切り替えられる特別なキーなわけです。
Keychronに「地球儀キー」を割り当てる正しい(?)方法
2年前にもKeychron K8 Proに『地球儀キー』を割り当てられないものかと考え、使っていない「ins 」キーに、QMK/VIAのマクロを使って、Macのキーボードショートカット【Ctrl+スペース】を割り当て、地球儀キーのように入力ソース切り替えに割り当てました。【参照:「Keychron K8 Pro 導入記(4)Macライクな地球儀キーを実現するよ」】
まあ、これでも普段からショートカットを使う癖がついていたので、不便はなかったのですが、、最近Mac版のLINEやフェイスブックでのフランクな会話で、絵文字もそれなり使うようになったので、「絵文字ビューワー」もキーボードからすぐに出したいなーと思うようになりました。
今までのキーマップでは、何しろVIAに「地球儀キー」がないので、Macの「絵文字ビューアー」ショートカット【地球儀キー+E】のマクロを組むことが出来ません。

どうしたものかと考えた結果、たどり着いたのは、QMK/VIAを使わずに、macOSの[キーボード設定]→[キーボードショートカット]→[修飾キー]で「Controlキー」を【地球儀キー】にする方法です。
なんだよ、、凄く当たり前じゃんと思われるでしょうが、QMK/VIAにこだわるあまり盲点でした・・・ごめんなさい😣
なぜ、controlキーを「地球儀キー」にしたのか。
昨年発売された「Apple Magic Keyboard(USB-C)US」から、キーの配列が変わり、地球儀キーの位置が左下角に変更になりました。Keychronのキー配列でいうと「controlキー」にあたります。

右:左:Apple Magic Keyboard/US/USB-C
始めはあまり使わない「CapsLock」でもいいかな?と思ったのですが、どうせならMacのキーボードと同じがいいなと思い、このキーにしました。
しかし、副作用として右のオプションキーも「地球儀キー」の役割を果してしまうので、キーボード上に2つの「地球儀キー」が存在することになってしまいます。
ただ、JIS配列のMacのキーボードでは、右下角のキー(ANSIでいう右コントロール)が「地球儀キー」になっているので、Apple Magic KeyboardのANSI/JISのハイブリッドなったということで納得しすることにしました(笑)
絵文字ビューワーは、「インサート(ins)キー」に。
前回はインサートキーに、Macの入力ソース切り替えのショートカットをQMK/VIAのマクロで設定して割り当てましたが、今回は【Control+E】をマクロで設定して割り当てました。
これで、入力中にinsキーを押すと、入力ポイントに「絵文字ビューワー」が立ち上がって、すぐに顔文字が入れられるようになりました。
実は、今までいちいちメニューから、マウスでプルダウンしていたので、これはマジで楽になりました。

早速、LINEアプリで顔文字の快適入力してみよう
・・・ということで、Mac版LINEアプリを起動して、トークメッセージ入力中に顔文字を入力しようと「insキー」を押してみると、なぜか【e】が入力されるだけw
他のアプリではちゃんと「絵文字ビューワー」が表示されるのになぜ?と考え込み、試しにApple Magic Keyboardを繋いで、ショートカット【地球儀キー+E】を押してみたら、案の定、【e】が入力されるだけ。
トーク画面だけではなく、プロフィールの編集などテキストを入力できるエリアでも同じく「絵文字ビューワー」が立ち上がることはなく、【e】が入力されるだけなので、これはMac版LINEアプリの明らかなバグだなと思います。

まぁ、LINEにしてみれば、絵文字を使うならLINE絵文字を使えよっ!っていう意図なのかもしれませんが、僕からするとLINEの絵文字って品がなくて凄くバカっぽい印象に見えるので、全く使いたいとは思いません。なぜ、こんな顔文字がもてはやされるのかは全くの謎だが、これだけ日本で普及している以上使わないわけにもいかない。
ただLINEの思惑通りに従いたくもないので、これからも美しくないLINE絵文字は使いたくないですねw
追記:Mac版LINEアプリで、絵文字ビューワーのショットカット【地球儀キー+E】が使えるようになりました。
2025年3月19日にMac版LINEアプリ(Ver.9.70)から、トーク画面で【地球儀キー+E】のショートカットが使えるようになりました。
・・・というのも、前回ブログを書いた後に、せっかくVIAで絵文字ビュワーを起動できるように設定したのに、肝心のLINEで使えなかったのが悔しくて、LINEの方にバグ報告しておいたんです(笑)


いや〜、報告してみるものですね。
バグ報告から、約1ヶ月半での対応は、とても早かったと思います。
これで、心置きなくLINEでのやり取り中に、キーボードから絵文字が入力できるなり、かなり楽になりました。
LINEさん、ありがとう!
