2022年6月20日

Keychron K8 Pro 導入記(4)Macライクな地球儀キーを実現するよ

Insertキーって、使ってます?

Keychron K8 Proは、80%キーボードということで、K2よりもキーが3つ増えてます。
増えたのは、「右オプションキー」、「マイクキー(Siri)」、そして「Insertキー」です。

マイクキーは、Macのキーボードでも「Siri呼びだし」として、慣れ親しんだキーなのですが、Mac使いにとっては、Insertキーって何に使うの?って思ってしまいます。

Macの純正キーボードでは、この位置には「地球儀キー(Globeキー:fnキー)」が付いており、IMEの切替に使われてるのですが、少なくとも僕はInsertキーが新たに増えたところで、まず使うことがありません。

使わないなら、InsertKeyを地球儀キーにしてやろう。

・・ということで、前回同様にQMK/VIAを使って、「Insertキー」を「地球儀キー」に変更しようと考えました。
早速、VIAを立上げ、Specialキーのシンボルを確認して、それらしいのがないか探しましたが、「漢字」「かな」の日本語配列独特のキーはあっても、地球儀キーは見当たりません。

では、どうするか?
そうです、独自のMACROキーを設定して割り当てればいいのです。

MACROキーは、ショットカットなどのキーコンビネーションを設定して上げれば、割り当てたキー1つで実行できるというものです。僕の場合、ちょっと特殊な事情で、「IMEの切替」のショートカットは【⌘+SPACE】でやってますので、このショートカットでマクロキー(ここでは【MACRO 0】)を作成しました。

マクロキーの作成には、QMKのキーコードを使います。ショートカットに必要なキーのキーコードを書いて「カンマ(,)」で区切り、コード全体を中括弧で囲むだけです。

僕の場合はこうなります。

割り当てたいショートカットMACRO 0に設定するキーコード
⌘(コマンド)+スペース{KC_LGUI,KC_SPC}

Macの環境設定がデフォルトのままの方はこうなります。

割り当てたいショートカットMACRO 0に設定するキーコード
control(コントロール)+スペース{KC_LCTL,KC_SPC}

書けたら、「SAVE」するのも忘れないようにしてください。

QMKキーコード表については、こちらにあります。

> QMK Firmware  Basic Keycodes

これで、【MACRO 0】に「IME切替ショートカット」が割り当てられましたので、左メニューの「KEYMAP」に戻って、【Insertキー】を選択しから、左下のメニューの「MACRO」から【M0】を割り当てれば、Insertキーが「⌘+スペース」のショートカットキーになります。

キーキャップこそ、【ins】のまんまですが、これでMacのMagicKeyboardライクなタイピングが可能になりました。できれば、地球儀のシンボルの入ったキーキャップが欲しいところですが、さすがに自作はできないのであきらめました。

Keychron K8 Pro導入記(その5)へ続く
次回は「Keychron K8 Proに疑似Touch IDを付ける話」です。


Keychron K8 Pro導入記(その4)

2022-06-20 | Posted in BLOGNo Comments » 

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