Keychron K8 Pro 導入記(4)Macライクな地球儀キーを実現するよ
Insertキーって、使ってます?
Keychron K8 Proは、80%キーボードということで、K2よりもキーが3つ増えてます。
増えたのは、「右オプションキー」、「マイクキー(Siri)」、そして「Insertキー」です。
マイクキーは、Macのキーボードでも「Siri呼びだし」として、慣れ親しんだキーなのですが、Mac使いにとっては、Insertキーって何に使うの?って思ってしまいます。
Macの純正キーボードでは、この位置には「地球儀キー(Globeキー:fnキー)」が付いており、IMEの切替に使われてるのですが、少なくとも僕はInsertキーが新たに増えたところで、まず使うことがありません。
使わないなら、InsertKeyを地球儀キーにしてやろう。
・・ということで、前回同様にQMK/VIAを使って、「Insertキー」を「地球儀キー」に変更しようと考えました。
早速、VIAを立上げ、Specialキーのシンボルを確認して、それらしいのがないか探しましたが、「漢字」「かな」の日本語配列独特のキーはあっても、地球儀キーは見当たりません。
では、どうするか?
そうです、独自のMACROキーを設定して割り当てればいいのです。
MACROキーは、ショットカットなどのキーコンビネーションを設定して上げれば、割り当てたキー1つで実行できるというものです。僕の場合、ちょっと特殊な事情で、「IMEの切替」のショートカットは【⌘+SPACE】でやってますので、このショートカットでマクロキー(ここでは【MACRO 0】)を作成しました。
マクロキーの作成には、QMKのキーコードを使います。ショートカットに必要なキーのキーコードを書いて「カンマ(,)」で区切り、コード全体を中括弧で囲むだけです。
僕の場合はこうなります。
割り当てたいショートカット | MACRO 0に設定するキーコード |
---|---|
⌘(コマンド)+スペース | {KC_LGUI,KC_SPC} |
Macの環境設定がデフォルトのままの方はこうなります。
割り当てたいショートカット | MACRO 0に設定するキーコード |
---|---|
control(コントロール)+スペース | {KC_LCTL,KC_SPC} |
書けたら、「SAVE」するのも忘れないようにしてください。
QMKキーコード表については、こちらにあります。
> QMK Firmware Basic Keycodes
これで、【MACRO 0】に「IME切替ショートカット」が割り当てられましたので、左メニューの「KEYMAP」に戻って、【Insertキー】を選択しから、左下のメニューの「MACRO」から【M0】を割り当てれば、Insertキーが「⌘+スペース」のショートカットキーになります。
キーキャップこそ、【ins】のまんまですが、これでMacのMagicKeyboardライクなタイピングが可能になりました。できれば、地球儀のシンボルの入ったキーキャップが欲しいところですが、さすがに自作はできないのであきらめました。
Keychron K8 Pro導入記(その5)へ続く
次回は「Keychron K8 Proに疑似Touch IDを付ける話」です。
Keychron K8 Pro導入記(その4)