ETOE Tech(深圳)の400ANSIルーメンプロジェクター【A1191】を試す
横置き型から、縦置き型に。
これまでも、3200ルーメンのVANKYO LEISURE 420を使ってホームシアター環境を構築してアマプラにて映画やアニメを楽しんでまいりました。
ただ、AmazonEcho2台でDolbyAtomosのサウンド環境なのに、VENKYOは排気の動作音が煩すぎてほとんどヘッドホンをかけての映画鑑賞でした。
それでもたまに映画鑑賞するするぐらいなら、全く支障はなかったのですが、折角、今回AmazonVineメンバーになれたので、少しでも動作音が小さくなればいいなと思い、Vineのテストも兼ねて本機を取り寄せました。

今までのプロジェクター「VANKYO LEISURE 420」と比較すると、本体は横型に対し本機はタテ型になり、設置面積が小さくなっていますが、プロジェクタースタンドを使用することを前提とした設計か、底面に角度調整用の脚がありません。低いテーブルなどに置いての使用では投影角度の調整に工夫が入るでしょう。

さらに電源が内蔵されておらず、電源アダプターから電力を供給するようになっています。この辺りは本体の熱対策の一環になっているのかもしれませんが、持ち運びにはかさばる仕様になっています。
最初の設定は、マニュアルなしでも何とかなる。
紙のマニュアルもついていますが、設定は多少の知識があればマニュアルなしで操作できるほど簡単です。

まず設定から言語を「日本語」にしてしまえば、リモコンの操作だけで画面サイズやフォーカスの調整が出来てしまいます。
はじめに設定してしまえば、次からは設定通りのサイズに自動で調整されるため、以後は特に気にすることはないでしょう。
本体には電源ボタンしかないぞ。
気になったのは、本体には電源ボタンしかないので、全ての操作は付属のIRリモコンがないと出来ないところです。
この辺りの操作性は賛否両論あるかもしれませんが、不測の事態に備えて背面などに小さな操作ボタンを付けてあってもいいと思います。

肝心の映像ですが、前のプロジェクターは3200ルーメンの1080pで今回のプロジェクターは400ANSIルーメンの1080p。
単位が違うのでわかりにくいですが、明るさ解像度とも同じくらいな印象です。暗い部屋ならハッキリとした映像が楽しめますが、日中や照明が付いている部屋での鑑賞はちょっと厳しいと思います。
画面サイズは200インチまでとのことで、100%表示にすると、なかなかの迫力の大画面ですが、僕の部屋は6畳なので80〜90インチぐらいで丁度いい感じですね。

排気音は割と静かに思える。
気にしていた「排気騒音」の方ですが、これは圧倒的に本機の方が静かになりました。もちろん、プロジェクターの宿命として冷却ファンの音はどうしてもあるものなのですが、映画の音が無音にならない限り気にするようなほどのものではなくなりました。
熱対策は、背面から吸気して前面から排気している仕様なので、部屋の壁にベタづけして使用している場合は、前面から暖かい風が出てきますが、それほど気にするほどでもないと思います。
僕の場合、映画の音はEcho2台をステレオ化してそちらから出力していますが、一応スピーカーを内蔵していますので CDを繋いで再生してみました。
音質はそれほどでもないですが、出力レベルはポータブルスピーカーぐらいのレベルで聞こえます。はじめボリュームを弄ってなかったのでいきなり大きな音が再生されて慌ててボリュームを絞りました。
MacやiPhoneの画面も、WiFiネットワークで簡単にミラーリング。
本機にはWiFiホットスポットとWiFiネットワークによるミラーリング機能が備わっており、MacやiPhone、iPadの画面をスクリーンにミラーリングして映し出すこともできます。
撮り溜めた写真を、みんなで鑑賞したりする際に使えそうな機能です。試しにMacの画面を映してみましたが、文字などはボケてしまって読めませんでした。

総じて、週末のひとり映画鑑賞を楽しむぐらいには丁度いいプロジェクターだと思います。家庭用のプロジェクターとしては十分でしょう。
もし、これ以上の画質・映像環境を望むなら大画面テレビを購入するべきだと思います。
