UNAGI

今日は土用の丑の日。お昼ご飯にウナギを食べた方も多かった事でしょう。
僕も子供の頃からの大好物です。この時期、店先に漂う蒲焼きの香りには本当に心がくすぐられます。
聞けば、土用の丑の日にウナギを食べる習慣が出来たのは、売れ行き悪い鰻屋を救うための平賀源内のアイデアだったとか。
彼の発案である「本日土用 丑の日」という言葉は、日本のコピーライティングの元祖とも言われているようです(笑)
日本人は、まんまと平賀源内の策にはまってしまったわけです(笑)
もともと、高級食材だったウナギですが、昔と今では訳が違います。
平賀源内の時代のウナギは天然物で、水揚げされる絶対量が少なかったので生態系に影響を与えるような事はありませんでしたが、現代では養殖となり生まれたばかりのシラスウナギを乱獲したがために、どんどん個体数が減っているため希少価値が上がり高いのです。
春先、大分をはじめ日本各地の河川では、シラスウナギの密漁が行われています。
漁協では制限もかけ、シラスウナギのキロ単価を高騰しないように決まった金額で買い付けますが、養殖ウナギを営む業者の中には、直接密猟者から買い取るところもあるようです。そうした高額な取引のお金の一部は暴力団の資金源にもなっているようです。
「高くても食べたいものは食べるよ。」「今日ぐらいウナギを食べたっていいじゃん。」「俺一人食っても、ウナギは減らない」なんて思って大手スーパーの策略にはまっているうちに、ニホンウナギはいなくなってしまいます。
鯨が滅多に食べられなくなったのと同じように、ウナギも簡単にはお目にかかれないものになってしまいそうです。
ウナギも今や立派な日本の食文化。
文化を失う事は、大げさに言えば国の崩壊にもつながっていきます。
今、食文化を守るために、スーパーの広告に踊らされずに、「ウナギを食べない」という選択もあるということを考えてみてもらいたいものです。
老舗の鰻屋さんには申し訳ないが、来年の土用の丑の日には、誰もウナギを買わなくなってしまえば、その後は業者も無理に仕入れるような事はなくなるでしょう。
そういう事が10年も続けば、まだまだウナギは日本の食文化として残れるかも知れません。
願わくば、僕らの子や孫の時代でも、おいしいウナギが食べられるといいかなと思います。













