2013-07-02

Cloud Dwellers

Cloud Dwellers

大きな白い雲が漂う空を見上げると、理屈では分かっていても「それが」唯の希薄な水蒸気の塊だとは思えない。
その存在感は、「そこに」辿り着ける事が出来るならば、雪山の如く踏みしめ、手に触れられそうに迫ってくる。
空を見上げれば、いつもそこにあり「はやくこっちに来なよ」としつこく誘ってくるが、辿り着くのは容易な事ではない。
一気に駆け上がろうと、あれこれと試しては失敗し、落ちていく。
少しでも近づいてやろうと足掻いても、やっぱり落ちて「まだ、こんなところか」とぼやきも入る。
賢人からは「そんな馬鹿な事はもうやめなさい」と諭される。
それでも、雲の上を目指すのをやめることをしないのは、そんな事しか出来ないからだ。
仮に、そこに何もなかったとしても、雲の上を目指したこの時間が無意味なものだったとは思いたくない。

©BAKAORU
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