2022年6月16日

Keychron K8 Pro 導入記(2)MagicKryboardの話

QMK/VIA・・・その前に、Apple TouchID付きUSキーボードのお話をしよう

僕の使っているMacは、24インチのM1 iMac 2021(イエロー)なのですが、このシリーズから付属するApple MagicKeyboardには「TouchID」が付くようになりました。

それまで買い替える前のMacでも、AppleWatchでログイン認証の設定をしていたので、スリープからの復帰時にパスワードを入力するという煩わしさはなかったのですが、起動時や風呂上がりなどのAppleWatchを未装着の際には、どうしてもログインパスワードを入力する手間がありました。

僕のiMacのログイン画面
TouchIDのおかげでログインが楽になった

TouchIDがキーボードに付いたことで、このログインやサイトなどへのサインインが「TouchID」ひとつのキーでログインできるのは本当に便利になったと思います。

ちなみに、このApple MagicKeyboardから「fn(ファンクション)キー」が「地球儀キー(グローブキー)」を兼ねるようになり、デフォルトで入力ソース(IME)切替がひとつのキーで出来るようにもなりました。

日本語配列のキーボードを使っている方には、「それが、なに?」と思われるかも知れませんが、US配列のキーボードの場合、日本語=英語の切替をする場合は、「Control+スペースバー」というショートカットキーを使うのです。

ま、この切替え方法については環境設定から、いろいろとやり方を選択できるので、一概には言えませんが、日本語JISキーボードであろうとUSキーボードであろうと、iPad同様に公にこの「地球儀キー」で切り替えるというのが標準になったわけです。

M1 iMacのテンキー付きMagicKeyboard
ファンクションキーに地球儀アイコンがついた。

IMEの切替は、普通「⌘コマンド+スペース」だろ。

昔話になりますが、僕がMacを使い始めた32年前は、まだMacのキーボードはUS配列しかなく、誰もが必然的にローマ字入力でした。Macの日本語IMEである「ことえり」も実装される前で、 エルゴソフトの「EGBRIDGE」をインストールしなければ日本語は入力できませんでした。

その当時の、日本語と英語のIMEの切替は「⌘コマンド+スペース」でするのが普通でした。
その後日本でもMacが普及するに伴い日本でMacを購入すると日本語JISキーボードが当たり前となり、僕もいつの間にかJISキーボードを使うようになっていました。

1990年発売のMacintoshi ⅡsiのUSキーボード。今見るとKeychronのキーボードみたいだw

昨年、iMacを新調するにあたり30年ぶりにUSキーボードを使い始めたのですが、切替のショートカットが「Control+スペースバー」変わっており、そこでショートカットが変更になっていることをはじめて知りました。いや、これが昔ながらの人間には使いにくいったらない。
JIS配列でもスペースキーの隣が「英数キー」「かなキー」になっているのに、なぜ「コントロールキー」にして、わざわざスペースキーと間を2つも空けたんでしょうかね?

環境設定→キーボード→ショートカット→入力ソースから「前の入力ソースを選択」のキーコンビネーションを変更

我慢ならないので、すぐに環境設定からショートカットキーを昔通りの「⌘コマンド+スペース」に変更しました。

実はその時から「地球儀キー(英語ではGlobe Keyといいます)」の存在には気がついてましたが、ショートカットに慣れていたので、「地球儀キー」の使いかも意識してませんでした(笑)

Keychronのキーボードには、TouchIDも地球儀キーもないのよね

半年ほどiMacのキーボードを使っていく中で、僕も地球儀キーの使い方を学習し、ショートカットと併用して地球儀キーを使うようになりました。数値入力などでテンキーも良く使うことから、iMac購入時にオプションで選択したテンキー付きUSキーボー卜でしたが、右側が横に延びたせいで、マウスを夢中で動かしている際に『カッ』とキーボートにぶつかることも多く「ちょっと使いにくいな」と感じていました。

そこで、またコンパクトなキーボードに戻ろうと、75%サイズ・テンキーレスのKeychron K2にキーボードを変えたわけです。

しかし、残念なことにそれまでの半年間、慣れ親しんだTouchIDと地球儀キーは当然ながら使えなくなり、またAppleWatchと「⌘コマンド+スペース」のお世話になる生活となったわけでした。

Keychron K8 Pro導入記(その3)へ続く
次回は「QMK/VIAでキーマップを変更する話」です。


Keychron K8 Pro導入記(その2)

2022-06-16 | Posted in BLOGNo Comments » 

関連記事