Keychron K8 Pro 導入記(1)すごく重いキーボードを手に入れた
QMK/VIAに対応した「Keychron K8 PRO」に乗り換えてみた。
最近、Mac使いの間で密かなブームになっている(?)『メカニカルキーボード』。
HHKBやロジクールが人気ですが、その中でもKeychron社のキーボードは、「え、こんなに安いの!?」というくらいに、コストパフォーマンスとデザイン、そして操作性に優れたメカニカルキーボードを数多く世に送りだしています。
中でも「Keychron K2」という75%コンパクトキーボードは、大変人気で 「メカニカルキーボードを使ってみたいけど、HHKBは高すぎて手が出ないなー」と思っているMacユーザーのハートをがっちり捉えたと思います。
Kickstarterで、Keychron K8 PROのバッカーになる。
僕も半年ぐらい前から、Keychron K2/RGB(赤軸)を使いはじめ、大変気に入って使っていたのですが、75%配列だと「ENTERキー」と右隣の「HOMEキー」の間のピッチが狭くて、間違えることが多く、ちょっと困っていたのです。
ま、慣れかなと思いつつも、KeychronのHPを見てたら「Keychron K8 PRO」というK2よりやや大きい80%コンパクトキーボードの情報を発見。ベース機となったK8の評判も良かったので、思い切って乗り換えることにしました。
まだ正式発売前で、Kicksterterでのブレッジをするしかなかったのですが、US$5は、お安く入手出来るので、生まれて初めてKicksterterのバッカーになってみました。

約2ヶ月待って、Keychron K8PROがついに着弾。
今回、僕がブレッジした製品は、Keychron K8 PROのRGBバックライト。キースイッチは茶軸を選択しました。さらに打鍵の共鳴が抑えられそうなアルミフレームモデルを選択。
お値段はUS$104+送料$26で合計US$130。日本円で1万6千円ぐらいになってしまいました。もう決して安い価格ではないw
支援が締め切られてから、約2ヶ月後に本体が到着。箱を受け取ってみると、アルミフレームだけあってものすごく重い(笑)
計ってみたら、キーボード本体だけで、1.5kgもあり、Macbookよりも重い飛んでもないキーボードでした。
前のKeychron K2(上)と並べたのが右の写真。
右側のファンクションキー分の約5cm横に広がった感じです。
K8のENTERキーの右横にスペースがあることで、ENTERが端っこになっているので、自然な動きで確実に打鍵できます。

また、K2は右側のSHIFTキーが小さめで、直ぐその横に上矢印キーがありますが、K8は矢印キーが独立してレイアウトされているので、ちょっと遠くなりましたが自然な配置なので迷うことが無くなりました。
ダブルショットPBTキーって、なに?


キーキャップは、ダブルショットPBTキャップというもので、 K2と比べるとマットな感じで障りごごちがいいです。ダブルショットは、成型方法で、PBTはキーキャップの材質を表しています。
K2はデフォルトでのキーキャップはABS製でしたので、つるっとした感じで摩耗にも弱いので使い込むとテカリが出てくるかと思います。しかしPBTは摩耗にも強く耐油性にも優れているのでいつまでも長く使える素材です。
また、ダブルショットという2色成形により、例え摩耗してもキートップの刻印はくっきりしたままです。
ただ、使ってみて残念なのは、文字が不透過素材になった為、バックライトで文字が浮かび上がるということがありません。部屋を暗くしての使用の際には、キートップの文字が完全にシルエットになり、文字は光りませんので、視認性は悪くなりますし、イルミネーションの美しさも半減します。

その打鍵感は、かなりいいと思います。打鍵音も響く感じがない。
K2(赤軸)の打鍵感も軽快で良かったのですが、 少しカタカタと高い音で、プラスチックフレームの為か残響もあったのが気になってました。
また、赤軸のキーは僕には軽すぎで、ちょっとキーを押し込んだだけでも、入力されてしまうこともありました。
今回のK8 PROでは、まず軸を重めのゲートロンプロの茶軸にし、残響を抑えられるかとアルミフレームをチョイスしました。
その甲斐あってか、打鍵感はかなりいい感じがします。打鍵音の音色もかなり気持ちいいです。
アルミフレーム以外にも、プリント基板を吸音フォームとシリコンパッド挟み、その上からスチールプレートで押さえてあることで、Kシリーズなのに異次元の打鍵感を実現しているのだと思います。
上位機種のQシリーズで培った技術を、そのまんまKシリーズにも持ってきたのがK8 PROなんだと思います。
Keychronのキーボードが欲しいなという方は、アマゾンやヨドバシなどで購入すると高く付きますので、僕はKeychron社のホームページから直接購入することをお勧めします。送料が¥3,000ぐらいしますが、それでも日本で買うよりも安いです。※決済にはPayPalが必要です。
なお、Keychron K8 Proは、現在予約商品となっております。
Keychron K8 Pro導入記(その2)へ続く
次回は「M1 iMacのApple MagicKryboardの話」です。
Keychron K8 Pro導入記(その1)