2020年4月12日

小人と媚とCOVID-19

COVID(コヴィッド)-19の死者が世界で10万人を超えた。

これがどういう数字か、イメージする為に日本の市区町村と比較してみたら、埼玉の富士見市や千葉の印西市、四海道市、兵庫の芦屋市の人口が10万ぐらいだった。どれもベッドタウンとしての町です。仮にそこの住民が全員死んだと思うとそら恐ろしい。

9年前、多くの人命を奪ったあの震災でも、死者数は2万人弱。アメリカやイタリアでのCOVID-19の犠牲者は既にその数を大きく超えている。

政府はぎりぎりのところで持ちこたえていると言いつづけ、緊急事態宣言を先伸ばしにしたが、ここまで感染者が国内に増えれば、あとは武漢やNY同様になるまで感染拡大は止められないだろう。

マスク2枚配るとか言っても、今更遅いし、正直効果は焼け石に水程度だと思う。ソフトバンクの孫さんもマスク製造会社と提携して、マスクを配るみたいですが、5月からの出荷では、その善意と金は全くの無駄にもなりかねない。

都市封鎖した海外の町でさえ、抑え込むことが出来ずにいるのに、何を根拠に東京は大丈夫ですと言えるのか分からん。

僕が随分前に主張した通りに、すぐに強制力のある自衛隊を使った戒厳令を発動したほうが感染者数は抑え込むことが出来たと思う。

残念だが、東京でここまで感染者が増加してきたら、もう人の手では止めようはない。先日のオーストラリアの森林火災と同じく、自然と収まるまで拡大し続けるだろう。

今、政府が早急にやるべき事は、いつ患者数が爆発的に増えてもいいように、新国立競技場や選手村などオリンピック関連施設をはじめとした大型収容施設を、すぐに野戦病院として使えるように準備することです。

今更、マスクを一般人に配布する金と暇があるなら、簡易ベッドを5000床用意して、新国立競技場に並べて、来るべく事態に備えて欲しいと考えます。

自衛隊を動かせば2日もかからず準備できます。
彼らが本気出せば、天井に穴の空いた新国立競技場にだって、1日で屋根を貼ることだって出来るでしょう。

今は、戦時下です。「自粛」などという「民間の善意」に頼らず国の力で強制的に人の動きを止めるのが大事。

国民あっての経済活動です。
たしかに都市封鎖や休業補償などを行えば、経済は一気に落ち込むでしょう。コロナが収束しても、倒産や失業が相次ぎ、建て直すことは10年や20年では出来ないでしょう。自殺者も増えると思います。

しかし、それでも今は、お金をかける時なのです。渋って時間をかけるほど、事態は悪化します。経済界や財務省に媚を売ってる良識の狭い人間として小さい人がリーダーでは、COVIDという大怪獣に東京は壊滅させられるだけでしょう。

小人では、大怪獣コヴィッドには勝てません。
今こそ、国はまるごと変身する時なのです。そしてカラータイマーが点滅しているうちに、街が壊れようと、ある程度の犠牲者が出ようと、日本を、いや、地球を守るために、早急に必殺技を繰り出さなくてはならないのです。

このままでは倒す前に、活動限界になってしまいますよ。

2020-04-12 | Posted in RAKUGAKI ESSAYNo Comments » 

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