Green Life

ツバメがやってくる季節になると、多くの場所で畑を耕す光景が見られるようになる。
薫風にのって漂う、土のにおいを嗅ぐと何とものどかで平和な気分にさせられる。
調子にのって、いざ自分も芋でも植えてみようと思っても、畑作業というのは、なかなか骨が折れ根気のいる作業だ。
毎日手間暇かけても、時には収穫できないということもあるような不安と戦いながらの作業は、実に尊敬に値する仕事だ思う。
五感で自然を感じ、自然とともに生きる職業が農業。
彼らの努力がなくては、僕らは一週間も生きられないかも知れない。
しかし、近年になって仲の良かった自然が農家に牙をむくような出来事が続いてしまっている。
今年2月の甲府を襲った大雪では、多くのぶどうハウスが被害を受けた。当事者である農家の方々にとっては、さぞかしショックが大きかったことと察する。
自然の猛威だけではない。
原発による放射性物質の流出や、農業従事者の高齢化、TPPによる競争激化など、今の農業を取り巻く環境は本当に厳しい状況だ。
生き残りをかけて、様々な取り組みが行われているようだが、僕ら一般消費者にはなかなかその危機感が伝わってはきていない。
農業の衰退は、産業の基盤を失うということにもなりかねない。
僕らは、今一度、農業と生活の中で関わる機会を作り、もっと土の薫りを感じなくてはいけないのではないだろうか。













