チェンジカラー

ソチオリンピックのハニュー君の素晴らしい演技で湧いていた頃、その合間を縫うように流れていた「ウクライナ騒乱」のニュース。キエフの広場が見るに無残な状態になってしまった写真に驚かされた。
それでも、何となく遠くの出来事として続く華やかなソチでのスポーツの祭典に目を奪われていた。
しかし、その後のオリンピック開催で湧いたロシアによる事実上の軍事介入とクリミアの自国への編入。欧米、日本によるロシアへの制裁措置と事態は一気に緊迫した様相が強くなってきた。
日本のニュースは欧米視点なので、テレビで見る限り「プーチン批判」が強調され、なんとなく「ロシア=悪者」のようなイメージ付けさせられてしまいそうになる。
しかし、いろいろと読み解いてみるとこの問題は非常に複雑で、一概にロシアが悪者というわけにはいかないような気もしてきた。
ウクライナそのものはデフォルト寸前(事実上デフォルトしてる)だし、ロシアから天然ガスを供給してもらいながら代金は踏み倒している。ロシアにしてみれば払えないなら、ガスを止めることも出来るが、それをしてしまうとウクライナから先のEU諸国へのガスも止まってしまうので、EU全体がエネルギー不足になりかねるの止めるわけにもいかない。
クリミアに住む多くのロシア系住民にしてみれば、沈没寸前の船にいつまでもしがみついているよりは、比較的経済の安定してる故郷に帰りたいと思うのも無理はないと思う。
今回の危機を、一番好都合に思っているのは実はアメリカ。(※個人的見解)
EUへの天然ガスの供給がストップすれば、アメリカは新たなエネルギーとして、アメリカで採掘した割高な「シェールガス」を売ることが出来るようになるかも知れない。そうなれば、アメリカ(こちらもデフォルトへ綱渡り状態)も外貨を獲得できる大きなチャンスが訪れる訳だ。
ほかにもトルコやクルド、イラクなど様々な問題と思惑が絡み合って、もう誰が黒幕なのか分からないぐらいの混戦状態。
さらに、宗教や民族問題なども古くからあり、WinWinの解決方法なんてあり得ないぐらいの複雑さで考えがついて行けなくなる。
なんとかこんな馬鹿げたいざこざは早く終結してもらいたいものだが、宇宙世紀0079になってもオデッサで大規模なジオン掃討作戦が展開されることを考えると、僕が死ぬまでには解決することはなさそうだと悲観的になってしまう。













