War in the Dream

子供の頃は夢をよく見ていたが、その内容というのははっきりと思い出せないのがほとんどだ。しかし、「怖い夢」に限っては刺激が強いせいか細かいビジュアルまで鮮明に覚えている。
そんな「怖い夢」も大人になってからは見ることが少なって、現実世界にどっぷりとつかり放しで、もう何年も過ごしてきたような気がする。
そうして怖い夢なんて、存在そのもを忘れかけていた夕べ、そいつは突然に襲ってきた。
僕はある民家で、見知らぬ人たちと図面を見ながら、リフォームの打合せを熱心にしていた。深夜までつづき、もうじき夜明けという頃だったように思う。
誰かが「もう朝日が昇ってきたね」と言った。
何気に窓の外をみると、町の向こうに小さな光。
でも、それは太陽では無く、ちいさな爆発が遙か遠くで起こったように見えた。
その光はやがて、大きくなり煙も上がるのが見えた。
僕は直感的にやばいと感じ「雨戸」を締め、わざと開けた隙間から様子を確認しながらも「ここまでは届かないだろう」と高をくくっていた。
しかし、爆風は町を巻き込みながら、すぐそばまでやってきて、とうとう民家の壁が炎を上げながら僕を押しつぶしていった。
目が覚めると、午前4時25分。
ターミネーター2のワンシーンのような疑似体験に心はもちろん、体もヘトヘト。
こんなに恐怖を感じた夢は本当に久しぶりだ。
なんだったんだ。この悪夢は・・
しばし、呆然としつつ自分で分析を始めたが、これといった節も無く、強いて揚げればニュースで見た竜巻被害の映像ぐらいだ。
震災といい、先日の竜巻といい、映画やテレビの中の非現実が現実になってきている昨今。
この非現実だけは、頭の中だけで終わってほしい。













